PBブランドのこと、知っていますか?
物価高が続く2025年8月現在、多くの家庭で食料品・日用品代に
「地味な重み」が出ています。とはいえ、生活の質を落とさずに
出費を抑えたいのが本音。そこで注目したいのが、
イオンのトップバリュ、セブン&アイのセブンプレミアム、業務スーパーのPBなど、主要PBブランドの商品です。
なぜPBは「節約に」なるのか?
● 広告・流通コストが削減される構造
PBは宣伝費を大きく抑え、自社物流や大ロット仕入れにより
大幅にコストをカット。
たとえばイオン「トップバリュ ベストプライス」は、
広告・中間マージン・包材コストを大幅に削減し、
ナショナルブランド品より約4割ほども安く設定されています。
● 2025年PB市場は拡大傾向
イオングループのPB「トップバリュ」は2025年2月期に売上約1.1兆円、
前年から20%以上伸び、年1兆円突破。
PB商品構成比も2022年の24%から34%まで高まり、
物価高の影響もあってPBが小売の主力になりました。
● ラインアップは「多ブランド+多価格」
たとえば「トップバリュ」は以下の4層構造:
低価格重視:ベストプライス系
高品質重視:セレクト系
環境志向:グリーンアイ
物によって「超安クラス」と「少し高めだけど品質重視」の商品が選べるのもPBの強みです。
また、オーガニック系の商品もグリーンアイなら他のブランドよりも
安くで購入することができます。
無添加や農薬を気にしている、小さなお子さんがいる家庭にも
グリーンアイシリーズが人気となっています。
主要PBブランドとおすすめ使い分け
ブランド特徴との(使い分け提案)
☆ イオン:トップバリュ/ベストプライス
生鮮から冷凍、調味料まで品揃え豊富です。
「安くて普通に使える」ベーシック商品が充実。
「無難で間違いない」節約ライン。購入者が選べるようになっています。
☆ セブンプレミアム(多くはコンビニPB)
セブンとメーカー共同開発による品質系PB。
近年は廉価ライン「セブン・ザ・プライス」も追加。
品質>価格重視派に人気となり、添加物を控えた商品も増えてきました。
また、コンビニでも一人用サイズを展開し、自炊が困難な方にも
簡単に作れるなどと人気を集めています。
業務スーパーのPB(業務用量)
冷凍・乾物がメインで大容量で価格が激安が特徴です。
冷凍野菜や加工肉が一食あたり数十円の世界。
料理下処理済みで時短に強みとし、主婦や子育て世代に人気も高く
SNSでは購入者の声で「月の食費半分になった」という投稿まであり、
育ち盛りや個人で飲食店を経営している方にはお勧めです。
また、他のスーパーではなかなか見かけないような商品もあり、
「 業務スーパーにしかない 」という商品も人気です。
節約効果の出やすい「PB切り替えカテゴリー」5選
調味料・乾物(油・砂糖・めんつゆなど)
ベストラインで50g~200g少ない容量のPBでも、メーカー品の50~70%程度の値段で買えて地道に年数千~万単位の節約につながります。
冷凍野菜・野菜ミックス(例:業スーの「7種の彩り和風野菜ミックス」)
皮むき・下ゆで済みで時短にもなりつつ、500gで300円前後。冷凍で保存でき食品ロスも防げ、非常にコスパが良いのでお勧めです。
冷凍麺(讃岐うどん、冷凍パスタなど)
200g×5(計5食)で178円なら1食35円の破格。
「普通のスーパーじゃまずあり得ない価格」と評価される安さで
夏休みや在宅のランチにも手軽と大人気です。
冷凍・加工肉系PB(冷凍唐揚げ、チキンカツ、ハンバーグなど)
たとえば「鶏屋さんのチキンカツ(850g)」が559円、鶏胸肉100gあたり65円。冷凍長期保存できて使い勝手も良く、お惣菜を買うより
安くなると食べ盛りのいる家庭ではまとめ買いしています。
大容量日用品・お菓子(例:トップバリュの1kgアイス)
1000mlで538円。明治など高価格メーカー品と比べると6割程度の価格水準で、味にも満足する声も多く、少量タイプよりむしろ安いので
子供のおやつやパーティーなどでも大喜びされます。
※ ただし、同じ商品カテゴリでもPB全部が安いわけではないので、いくら安くても食べにくい味だったら無理せず使わない決断も重要です。

1ヶ月PBチャレンジ方法
※家計簿をつけて前月との収支を見ながらがお勧めです。
まず3‑5品から試す
・調味料1‑2点、冷凍野菜または麺、簡単おかず類をセレクトします。
・価格写して比較して検討してみます。
家計簿に「PB購入商品・価格」を記録
→ NB商品と比較して“何円・何%安いか”を可視化してみましょう。
1週間か2週間後に振り返る
味・食感・量への満足度や煩わしさをチェックして振り返ります。
良かったものは常備化、イマイチだったものはNBに戻す
無理に“全部PBにする”必要はありません。
味や使い勝手、保存や買い物に行く頻度も考慮して考えます。
月末に節約効果を集計
例:一食あたり30円安 → 1日4食×30〜900円。本体月間×26日で5800円程度節約成功!!
成功するPB活用のコツと注意点
味・満足度比で選ぶ
ただ安いだけでなく、味など本当に使い続けてもいいのかをしっかり考えてみましょう。
保存・使い切り対策を事前に
大容量PBは「冷凍庫がパンパン」になりがち。小分け袋+冷凍保存の工夫が必須になります。食材を無駄にしないように使い切りましょう。
安易な宣伝文句に注意
「一見PB=安い」に見えて、実は少量パックで割高なPBもあります。
広告・POPに惑わされず、100gあたり価格もチェックしてみましょう。
時にはNBと併用する柔軟なスタイル
納得できるNB(例:お気に入りの醤油や牛乳)と使い分けることでストレスなく続けられます。
好きなものが値上げされても、抑えられる部分で抑えてストレスを溜めないように楽しみましょう。
セール・感謝デーを活用
イオンやヨーカドー系PBは、カードやアプリの割引を使えばさらに節約効果UPします。購入のタイミングも大切です。
まとめ:賢く選べば“地味だけど効き目大”な節約法
PBは単なる安さだけでなく、「品質」「量」「調理のしやすさ」など、
消費者視点の工夫が進化中です。
どの企業もPBブランドにたくさんの商品を開発しています。
業スーやイオンなどが2025年にかけてPB拡充を進める中、
今が切り替えのチャンスでもあります。
夏休みやその他の物価高でどうしても見直していく必要がある際は
まずPBブランドを手にとってみませんか??
一度PB生活に慣れると、「無自覚なお金の出ていき」がだいぶ減るのを実感できます。
あとは続けるかどうかだけです。
コツはゆるく始めて、飽きずに続けることです。
ぜひ楽しく、賢くPB生活を始めてみてください。
私は西友のお墨付きとグリーンアイをうまく活用しています。
少しでも物価高で食費を見直す方の参考になれば嬉しいです。
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