台風に備えた徹底ガイド:接近時の準備・停電・冷蔵庫・外出対策について
台風接近に伴い、被害を減らすためにぜひ参考にしていただければと思います☔️
1. 台風接近前の準備と対策
非常用グッズを点検・見えるところに設置
懐中電灯、LEDランタン、乾電池、携帯ラジオ、モバイルバッテリー、カセットコンロ、救急セット、軍手、カッパ、カイロ、保冷剤、ブルーシート・大型ゴミ袋などを、使いやすくまとめておきましょう。
水・食料の備蓄
飲料水は1人1日あたり3 Lを目安に、非常食や缶詰など3日分以上を備蓄しましょう。
小さなお子さんがいる場合は保存できるミルクや離乳食もあると便利です。また、塩分などのタブレットもあると熱中症対策にもなります。
スマホや機器を事前に充電・断水対策
スマホやモバイルバッテリーを満充電にし、浴槽に水を貯めて断水に備えましょう。
家屋周辺の飛ばされやすい物を固定・収納
植木鉢、ゴミ箱、物干し竿などを室内に移すか固定し、窓ガラスにはガムテープや補強をするなど、飛来物対策を忘れずに行うことです。
車はガソリンを8割ほど入れておくと風が強くても車が動く可能性が低くなると言われています。事前に給油する、または安全な場所い移動するのも良いとされます。
2. 停電時の備えと対応
まず行うこと:照明確保&電源オフ
懐中電灯、ランタン、LED照明を各部屋に配置してすぐ使えるようにし、停電時にはコンセントを抜き、避難時にはブレーカーを切って通電火災を防ぎましょう。
ろうそくは火事の原因にもなるので、懐中電灯がおすすめです。
情報収集の手段を確保
スマホや携帯ラジオで、電力会社のWebやSNS、自治体情報を逐次確認し、停電範囲や復旧見込みを把握しましょう。
河川の近くの自宅の場合は河川の氾濫状況も自治体のHPにて確認できます。カメラでの動画視聴やハザードマップの危険区域も事前に確認しておくことをお勧めします。
体温調整と暑さ・寒さ対策も併せて準備
暑い時期には冷却材やミニ扇風機、寒い時期には保温シートや新聞紙、寝袋を備蓄しておくと安心です。
熱中症対策としてハンディファンや、保冷剤、ネッククーラーなど
事前に冷やして準備しておくことです。
3. 冷蔵庫・冷凍庫の対策
停電前の整理と保冷対策
冷蔵室は7割程度の容量、冷凍室は満タンにして冷気を逃がさないように配置します。保冷剤や凍らせたペットボトルなどを冷蔵室上段に置くと冷気の持ちが良いです。
氷を多めに作り、飲料用として保冷剤として使用できるように接近前に準備しておきましょう。
停電中の行動
冷蔵庫の扉はできるだけ開けず、必要最小限にとどめます。生鮮食品や乳製品など傷みやすいものから優先して消費しましょう。
長時間停電に備える判断
停電が長引いた場合は、食品の状態(異臭・変色・解凍具合)を確認し、迷わず廃棄すべきものは処分します。
追加の保冷手段
ドライアイスや追加の保冷剤を利用することでより保冷効率が高まります(取り扱いには注意)
4. 台風時に外出する際の注意点
まず外出自体を避ける
強風・豪雨、交通信号停止、増水や土砂崩れなどの危険があるため、不要な外出は控えましょう。
企業によってはリモートに切り替える・休日となる企業もあります。接近に伴い、事前に出来る業務を前倒しにして自宅待機できるように準備しましょう。
警報発令中や夜間は外出厳禁
暴風警報や注意報が出ている状況、夜間で視界が悪い場合は移動リスクが急増します。学校も休校になるので事前に学校からの連絡を確認しておきましょう。
装備と同行の確保
もし外出するならば、レインコート・防水靴・反射具・ヘルメットなどの装備を整え、日中かつ複数人で移動、人と連絡が取れる状態を確保しましょう。突風では傘は使えず、物が飛んでくるので気をつけましょう。
危険地を避ける
川沿い・崖・山道・冠水地域などは近づかず、ハザードマップを事前に確認しておきましょう。まだ大丈夫と思わず、早めに避難できるなら避難しましょう。
現地では建物内で安全待機を
強風雨時は施設内など、窓から離れて安全を確保できる場所で待機するようにしましょう。
☔️ 通過直後にまずすべきこと
1. 待機のタイミングを見極める
気象庁が「 ⚠️警戒解除⚠️ 」を発表するまでは、外出を控えましょう。
風雨が収まっていても、これが“台風の目”かもしれません。
台風の目の後はさらに雨風が激しくなるので注意です。
停電後の電気系統の安全確認
雨に浸かった屋内配線やコンセント、電化製品から漏電の恐れがあります。通電前には専門家に点検してもらうことが重要です 。
初期の整理と片付け
落下物や飛ばされたゴミ、破片などを撤去し、安全を確保しましょう。屋内外を歩行する際は、ヘルメットや軍手、長袖・長ズボン・靴などで身を守ってください 。
2. 🏠 住宅・家まわりの点検と対処
■ 屋根・外壁・窓まわりの確認
屋根の瓦やパネルのずれ・欠落を確かめる
自身での高所作業は危険なので、可能なら専門業者に点検してもらいましょう 。
ポリカ波板や外装材の破損の有無
カーポートやテラスの屋根が割れていないか確認します 。
ソーラーパネルなども割れていないか確認が必要です。
■ 排水・浸水対策
側溝・雨どい・排水ますの掃除
落ち葉やゴミで詰まり、水が逆流・浸水する恐れのある場所を重点的に掃除します。
排水口に水嚢や止水板の設置
浸水が疑われる場合には、水を入れた袋で排水口を封じておくと効果的です。
3. 衛生管理と感染症防止措置
浸水や被害がある場合の消毒
床下や敷地周辺に石灰をまき、家具や壁の消毒・換気を実施します 。
主に自宅での応急的な清掃や乾燥、消毒(床下換気や石灰散布など)を自治体が支援するケースがあります。
住宅の応急修理は対象となる場合がありますので自治体に相談してみてください。
飲料水の管理と手洗い
水道水は一度煮沸して衛生を保ちましょう。手指の消毒・マスク使用なども推奨されます 。
4. 日常に戻すまでのステップ
■ 電気・ガス・水道の再確認
ブレーカーやガスの復旧確認:安全点検を経てから通電・通水を行い、家電や給排水の機能を順次確認してください。
■ 備えの見直し・補充
非常用グッズの補充・管理場所の再設定
停電や断水、情報遮断時に備えたセットを点検し、充電や期限切れの有無を確認しましょう 。
■ 多世帯・近隣との連携
家族や近所の安否確認
ペットや高齢者・子どもを含め、互いに状況を共有し必要に応じて支援を検討します。
💡 まとめ
台風に対する備えは「段階的な準備」と「正しい行動判断」が鍵です。
早めの準備と最新情報の確認により、停電時も冷蔵庫管理も、
外出判断も冷静に対応できるようになります。
一つひとつが命と安心を守る備えとなります。
これから接近する台風対策・被害が最小限になるよう参考になれば嬉しいです🌀
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